書くの忘れてた。
発売日の朝に買って通勤中読んで翌日の夜には読み終わり。
一言で言うと不愉快な話だった。
登場人物がイライラしてて喧嘩や八つ当たりばっかり。見ているコチラもイライラ。
何だろうなー。思春期の少年の心情を描いてみたのか、あるいは「主人公は普通の少年で、聖人じゃないんですよ」とでも言いたかったのか。
それにしてもハリーは常にイライラして浮き沈みが激しく、自分のことしか考えていない。以前からそういう傾向はあったものの「子供らしさを表しているのだろう」と流していたら、今回は特にそれが顕著。そのうえ名付け親であるシリウスも機嫌が悪くて、もどかしいとかじれったいとか言う以前に気分が悪くなる。
そうやって、ヒーロー側登場人物のネガティブな面もリアルに(?)描こうとしながら、敵役や大人の魔法使いの描写は至って陳腐だからなおさらバランスが悪い。デフォルメされた愚かで醜悪な敵役達(ファッジとかも含む)と、間の抜けた魔法使い達に、ネガティブ面が強調された主人公達。
何この話。児童書としても、一般書としてもなんか間違ってるんじゃないかと思うんだが。
せめて最後は綺麗にまとめて欲しかったんだけど、そんなに長年悩む必要があると思えない秘密が明らかにされ、またも暗いまま終り。
まー、次の巻も惰性で買うとは思うが、正直辟易した。
ラストの方でハリーがダンブルドアに怒鳴る?シーン(詳しいことは忘れた)だけはちょっと良いと思ったが。それくらいかなー。
コメント (6)
同感、というか、全体的なストーリーとして考えるには「書かないでもいいこと」が多すぎる感じ。不愉快に思いながらも読み終えた感想が、一冊にまとめられるよな・・・これ、だったですからね。
投稿者: サノの人 | 2004年09月14日 12:39
日時: 2004年09月14日 12:39
俺は不満がちな人間なので少数派かと思ったけど、やっぱり不愉快に思った人はいるんですね。amazonのレビューでもありました。
まーただのオバサン(失礼)でありデビュー長編だからある程度下手なのは仕方ないとも思いますけどね。クィディッチや一部魔法のアイディアなんかは素敵だと思うし。とフォローしてみます。ゲヘヘ。
つか商業小説書きに最も重要な要素は「書き上げること」なんだよなぁ、と考える昨今です。俺もそんな力が欲しいぜ。
投稿者: jeha | 2004年09月14日 18:13
日時: 2004年09月14日 18:13
私は、不愉快にぜんぜんならなかったわけじゃありませんが、ハリーがただ、意味なく怒ってしまうのは、何となくわかります。私もいらいらしたくないのにしちゃうことあるし。
シリウスは、少し勝手だけど、たださみしかったんだと思います。
ラストは、ハリーの運命って、ちょっと残酷な気がしましたけど・・・・。
投稿者: Anonymous | 2004年10月11日 17:02
日時: 2004年10月11日 17:02
ハリーが情緒不安定な理由はわかるし、シリウスも(イライラしてるところも含めて)嫌いじゃないんですけどね。お話としてどうなのかなーと思ったのでした。
でも次巻もまた親しい人に死人が出るみたいですね。
最終的にはハリーがたくましく真っ当に成長してくれることを願います。
投稿者: jeha | 2004年10月13日 11:26
日時: 2004年10月13日 11:26
今、見てびっくりしました。次巻も死人がでるんですか。何か「賢者の石」のころがなつかしいとまで思ってしまいます。ルーピンでなければいいな・・・。シリウスとジェームズとルーピンが、私のナンバーワンキャラたちなので。
話、少し変わりますが、ほんとにハリーにはたくましく、真っ当に成長してほしい。読者も、著者も、それは、みんなが願ってることじゃないでしょうか。
投稿者: Anonymous | 2004年10月16日 15:44
日時: 2004年10月16日 15:44
ルーピン先生(映画では冴えないオサーンですが)いいですよね。俺も好きです。ムーディーとかも。
俺は特別好きなキャラはいないんですが、強いて言えばウィーズリー兄弟の上4人(除くパーシー)かな。
次巻を日本語で読めるのは2〜3年先でしょうか。とりあえず本国のが早く出るといいですね。
投稿者: jeha | 2004年10月19日 22:44
日時: 2004年10月19日 22:44