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2006年03月 アーカイブ

2006年03月02日

迂闊記

朝起きた。ダルかった。あー休みてぇなでも今日やることあるしなー、まずアレを終わらせてアレに着手して……とか考えながら部屋を出た。

俺は築30年のボロアパートに住んでいる。大地震がきたら真っ先に潰れそうで不安だが、6畳2Kで家賃は月5万円、ペット自由、階下は店舗なので騒音で迷惑をかける心配もあまりないという好条件だ(ただし駅までバス通勤)。
いかにもアパート的な錆びた鉄階段を下り、自転車に手をかけて俺ははたと立ち止まった。

カギ忘れた。

俺の住むアパートのカギは内側からボタンを押して閉じることで鍵がかかる仕組みのアレで、鍵を持たずともかけて出ることが可能であり、引っ越し当初は何度も鍵を持たずに部屋を出て不動産屋に鍵を借りに行ったものだった。
さすがに4年も住めば慣れて家を出る時は必ず鍵の確認をするようになったが、久しぶりにやってしまった。ていうか他の部屋の住人は平気なのかこれ。
まぁ契約の更新もしなければいけないし、ついでに不動産屋に行くか。仕事は午後からにしよう。電話をかけねば。

自転車にのって家のすぐ裏手にあるコンビニに向かう。PHSの充電はここ数カ月していない。
公衆電話の前で確かめると小銭がなかった。コンビニで1000円のテレカを買った。
まずは不動産屋に電話をかける。いつもは直接借りに行くが、今日はついでに契約更新もするので先に向こうの都合を確認しなければいけない。現在9時、10時開店ということもありえるし。
数回のコール音の後、機械的な音声が答えた。

「本日は定休日です」

マジで。

仕方ない。こうなったらカギ屋だ。仕事は休みだ。会社に電話を入れ、近所のマックに移動。Zaurusでカギ屋を探す。モバイルおよびインターネットは便利だ。
たくさんあるカギ屋の中から大手っぽく近場で安そうな所を選択。電話をかけてみると出張費込みで8000~12000円(カギの種類による)と言われた。まぁ他の所もその程度だった。
急ぐかというので、今日中に開けてもらえれば良いと答える。1時頃に折り返し電話をかけることになった。「携帯電話など連絡手段はお持ちですか?」という問いにNOで答えた時には一瞬気まずい沈黙がたちこめたが、「いや別に今時携帯持ってないわけじゃなくてたまたまバッテリーが切れてるだけなんですよ」等と見苦しい言い訳はしないでおいた。そもそも「たまたま」じゃねぇし。むしろおおむね切れている。

しかし10時だ。3時間何をして時間を潰すべきか。他のカギ屋を探して値段と対応時間を調べてみるべきか。あるいはやはり夜に来てもらうことにして出社するか。
とりあえずクソ寒い。おまけに雨が降っている。コンビニに入って立ち読みをした。バガボンドと蒼天航路を読んで暖まり、CDでお金を下ろした。明日万が一NDSLを買えた時のために多めに下ろした。
そしてこれからの予定も決まった。今から会社に出てもせいぜい3時間程度で帰ってくることになる。今日は秋葉原に行ってD&Dのルールブックを買おう。この間買おうと思って公式サイトの取り扱い店舗に行ってみた所置いていなかったのだ。行って帰って来ればちょうど良い時間だろう。

バスに乗り、駅へ向かう。伝え忘れていたことを思い出して再び会社に電話をかけようとまずは公衆電話へ。
財布から買ったばかりのテレカを取り出し、
……テレカを、

あれ? テレカどこいった??

俺が俺でなく他の誰か、例えば俺の嫁なんかであった日には「もうあなたには付き合いきれないわ」等と宣う場面だが、あいにく俺はもう28年間も俺を勤めており、またこの先死ぬまで俺である。この程度のことで呆れてはいられない。
ひとまず電車に乗った。電車の中で財布やカバンやポケットなどを念入りにあらためたが、やはりテレカはなかった。
良くあることだ。気にするな俺。ドンマイ。

そして秋葉原に到着。4件の店をたらい回しにされ、途中うっかり散在しつつ覚えたことは「秋葉原のオタクショップの開店時間は12時が基本」であることと、「ホームページを過信してはならない」事だ。
やはりホビージャパンのサイトを頼りに訪れた店舗は1:開店前、2:品揃え変更(フィギュア)、3:開店前かつ品揃え変更(カード)、3の店で教えてもらった同店テーブルゲーム取り扱い店舗でようやくルールブックを手にした。
書泉に行けば良いことは判っていたが、あそこは本が多すぎてつい散在してしまうからあまり行きたくないのだ。といいつつ3の店の開店を待つ間に入った店でマイクつきヘッドホンを購入してしまったが、書泉でBLマンガなどを購入して傷心するよりは良い。

そういうわけでD&Dルールブックは入手した。会社に電話もかけた(小銭で)。
昼飯を食いたかったがもう帰らねばならない時間だ。再び電車とバスを乗り継ぎ、地元へ。公衆電話の元へ。

念のためさっき使った公衆電話の元に向かうと、テレホンカードは健在であった。電話の横のゴミ箱の上に鎮座されていた。そういえばそこに置いたような気もする。
この寒風吹きすさぶ天候の中、3時間も良くぞご無事で。

早速テレカを挿入し、再度鍵屋に電話。1時間後に現地集合となった。
レンタルビデオ屋でハウル、電車男、サハラ、タイトル忘れたアクションサスペンスの4本を借り、スーパーで買い物をした後に帰宅すると既に鍵屋が来ていた。30台くらいの普通のお兄さんだ。
身分を確認してもらった後、早速鍵を開けてもらう。お兄さんは小さなポーチから黒い針金状のものと、ドライバー状のものを取り出すと鍵穴をガチャガチャしはじめたというか10秒くらいでガコッと音がして鍵が開いた。
およそ予想はしていたがそれにしても早すぎる。

「これ大家さんに言って変えてもらったほうが良いですよ。こんなふうに簡単に開きますから」
「あー、やっぱりそうですか」

等と軽く会話をして7350円を支払い、午後2時45分、俺は再び自宅に足を踏み入れることが出来た。
そしてカレーを作って食って昼寝してDVDを見て風呂入って寝た。

こうして、無駄に雨の中をさすらう俺の一日は終わりを告げた。
防犯以前に日常生活に影響のありすぎる例の鍵は早急に変えたく思う。

2006年03月24日

限度額

デザインが気に入ったとして、いくらまでなら出せるかという自己設定。
()内は普段買うものの平均値。

シャツ:1万5千円(5千円)
トップス:2万円(5千円)
パンツ:2.5万円(1万円)
ジャケット:4万円(2万円)
靴:3万円(2万円)
コート:5万円(2万円)
鞄:5万円(最近買ってねぇ)

独身リーマンとしては平均的な金銭感覚かと思うのだがどうか。
鞄は9年位前、学校の卒業式の帰りに買った革の鞄を未だに使い続けている。
そろそろ新しいの欲しいけど良いのねぇんだ。あってもブランド物で6万超とか……。買えねぇ。
毎年パソコン買い換えてるくせにな! まぁだからこそ買えねぇとも言う。

そろそろ春物を買いに行かねば。

貰った香水が尽きてきたので新しいのを物色中なんだけど、なんかこうノリみたいな匂いがするのってどうなんだあれは。実際つけたらいい匂いなんだろうか。
甘ったるいムワーっとした匂いが大嫌いなのでさわやかなシトラス系のを探しているのだがなかなか気に入るのが見当たらない。
今使ってるのは好きだが、これ本当はもっと若い人向けなんだよなー。「jehaさん香水なに使ってるんですか」と言われて返答に窮する俺。
「あー、もらい物なんですよねー」等と濁してみる。チキン。

2006年03月27日

えいがめも

結構前で忘れかけているため軽くメモ。

・インタプリター
二コールキッドマンとショーンペン(小便?)のサスペンスアクション。真面目。
面白さはまーまー。真面目で淡々としている。
しかし冒頭、事件のきっかけとなる暗殺計画の部分がちょっとご都合過ぎる気がした。

・ハウルの動く城
思っていたより面白かった。というか心配していた木村拓哉が意外に上手くやっていた。宮崎アニメ的な棒読みっぽい喋りにマッチしているというか。
ダメ出しするとしたら髪の色が変わって騒ぐ所かな。でもああいう台詞は実際難しいだろうから仕方ないだろう。倍賞さんも事前に見たレビューでは「無理ありすぎで違和感ありまくり」と言われていたがそれほどでもなかった。確かに所々キツい箇所はあったが、全体的にはまぁ許せる範囲。でも時々声がハウリングしているような音になるのは何でだろう。
話もまぁ及第点というか、そこそこ楽しめた。
でもアレだ。宮崎君に恋愛話は厳しいな。原作がそうなのかもしれないが、感情の機微が唐突すぎ。「愛してるの」とか「大好き」とか。えらい剛速球が。

・電車男
思っていたより面白くなかった。微妙。単純な話だしもっと面白く出来るかと思ったんだけど全然だった。
まずテンポが悪い。淡々としていて起伏がない。電車男の一喜一憂が伝わってこない。てかオタク3人組の被爆っぷりがわかり難い。あそこもうちょいわかりやすく描いてくれたらもっと笑えたし、オタクにとって女子(恋愛)がいかに難関かを実感できるような気がするんだが。
でもラストシーンはちょっと良かった。TV版も見てみたいな。

・サハラ
面白かった。マシューマコノヒーの冒険活劇。あまり話題にならなかったような気がするが、冒険モノとしてはソコソコ良い出来だとおもう。同じ砂漠モノのハムナプトラとかあんな感じ。でも主人公はこっちのが格好いいと思うんだが。マッチョだしハンサムだし。あんな登場のされ方されたらそりゃペネロペも惚れるわ、みたいな。
この手の話は好きなんでインディジョーンズのように続編作って欲しいな。
しかし借りて1週間後くらいにGyaoで流されてた。

・武者
Gyaoで。
主人公の奴隷はアレかな、火山高の奴かな。
まーまー面白かったけどどうも韓国映画の悲劇調は肌にあわねぇ。俺はハリウッドで良いやとか思っちゃう。
いや、英雄とかグリーンディスティニーよりは良かったけどな。
主人公より将軍二人がハンサムであった。特にモンゴル側。声がイマイチだけどかっけー。
あと小隊長みたいな弓のおっさん。
戦う(強い)男はいいわ。

・ブルドッグ
Gyaoで。
主役の男優(ビンディーゼル?)の顔がイマイチ好きじゃないんだが、なんとなく見てみた。
普通のバイオレンスアクションです。可もなく不可もなく。

・SAW2
フラっとビデオ屋に寄ってみたら残っていたので借りてみた。
前作同様オチがスッキリしていたと感じる。クオリティ的にはあまりかわりがない。
しかしCUBEチックである。マッチョがアレな所も含めて。

つかれた。

最近よく「旅に出たい」とか考えてしまう俺ですが本当は家でダラダラしているのが好きです。

アクセス解析に使っているshinobi.jpがリニューアルしたようで占いなんか置いていた。

いらっしゃいませご主人さま、お嬢さま!今日の運勢はどうかにゃ?
全国のご主人さま・お嬢さまにハッピーを届けるべく、あたし(私)が占ってあげるのだ!ぜひぜひ試していって欲しいのですっ(≧∀≦)
アンラッキーな結果でもションボリしないでネ☆また明日、お待ちしてるのだにゃ

やべぇムカつく。

今日は積極的に☆がラッキーワードだにゃん(*´∀`*)

あああああああああ。殺意が。お前は何世代前の存在だと。ここは危険だ。
パンダ頭巾のアイコンは良。

別サイト(過疎)のアクセスの大半が中国のゲイサイト(登録制)からのものです。
何が起きているのですか。俺が何をしましたか。

2006年03月30日

洗濯機を買った

今使っている洗濯機は俺が就職する時に母親の知り合いの息子さんから譲り受けたもので、息子さん(当時大学卒業後、確か司法試験1浪で合格)の事情を考えると俺が使っていた9年+4年ほど使用していたと思われる二槽式洗濯機である。

譲り受けた当時は小奇麗な鉄筋のアパートに住んでいたため、洗濯機も室内に置いていたが、そこを出てからは築30年のボロアパート暮らし(追い出されたわけではない。念のため)。洗濯機は当然外に置かれる。
風の強い日には洗濯槽のフタが飛んで行き、仕舞いには割れ、いつの間にか脱水槽の中蓋も失われた。その上最近脱水槽がまわらないという現象が発生し(手動で軽く回した後再度試したら回った)、そろそろ新しい洗濯機を買うべきかと思い悩んで約1年。
ていうか2槽式なので容量も少なく、1週間分の洗濯をしようと思うと1回回すだけでは足りない。もちろん手間もかかる。

 1:水を入れ、洗濯物を入れ、水を止めて洗剤を入れ、3~5分回す。
 2:洗濯物を脱水槽に移して3分、その間に洗濯槽の水を抜き、再度注入。
 3:洗濯槽から脱水槽から洗濯層に移し、水を注ぎながら3~5分回す。
 4:水を止め、柔軟剤を入れて3分回す。
 5:洗濯物を脱水槽に移して3分回す。

書いててフと思ったんだが、最近の子供はこんな手順自体知らないんじゃないだろうか。
こんな調子で1度の洗濯に約30分、その間何度も部屋を出入りする必要がある(気を抜くとうっかりクセで鍵をかけてしまい、自分を部屋からすめ出す危険性すらある)。
そんなわけで、全自動の洗濯機が欲しいと常々思っていたのだ。

しかし洗濯機置き場は外。新品を野ざらしにするのは物悲しい。それに2万円以上の大金を生活家電に使うなんて! と言う気持ちからのびのびになっていたが、「普段5万とか気軽に使ってるじゃねぇか」「てか洗濯にかける手間を考えたら2万は安いだろ」という真っ当な結論に達しついに購入に踏み切った。

で、いつものビックカメラへ。売り場をプラプラした結果、同クラスでは最安のHSW-50S3を18800円で購入。簡易乾燥機能付き、ステンレス槽5kgで驚きのこの値段。中国産というところが少し気にかかるが(思わず店員に「何か悪い所でもあるんですか?」と聞いてしまった)、サンヨーが業務提携をして提供しているということだったし、そもそも13年ものの2槽式洗濯機を使用している人間が気にすることではないと考え即決。
今週末には間に合わないと言うことで、来週送ってもらうことになった。

使用感がほとんど見当たらなかったが、こちらを見る限りそう悪くはなさそうだ(同メーカーのコンパクトサイズの評判は少し悪い。同じ物を買ったケータイwhatchの人は平気だったのだろうか)。

ちなみにリンク先の人と同じく、俺の実家の洗濯機も30年近く稼動している(そして同じ70年生まれであるので90年はつい最近の事だ)。
この間母に洗濯機新調の話をしたら、「うちもお兄ちゃんが使ってた全自動のが物置にあるんだけどねー」と笑っていた。いい加減替えろよ、と思うのだが、使えるものはむやみに捨てないのが我が家の教えだ。
とはいえ20年くらい使い続けている包丁(兄貴の修学旅行のお土産でソコソコいいもの)とか、ボロボロになったフライパンとかは本当に新調した方が良いと思うので、母の日までに替えていないようなら買ってやろうと思う。

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