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2004年06月18日

桜坂消防隊(続き)

6/11の続きのレビューっぽいもの。
シナリオのネタバレ満載なので珍しく隠してみる。
まぁ知ったところでどうってことないクソシナリオですが。

まず主幹ストーリーに関わる人物について紹介。

 主人公:消防士。数年前に両親を交通事故で失う。原因は父親の居眠り運転。
 主人公の兄:天才的な消防士。主人公と同署に勤める。
 放火犯:単なる放火犯。
 主犯A:主人公と顔見知りの刑事。妹を覚醒剤で失い、その犯人が政治家と繋がっているために逮捕もできず、放火犯を利用して復讐に走る。
 主犯B:主人公と顔見知りの刑事。主犯Aと仕事上でもコンビを組む。妻を医療ミスで失うがモミ消されて復讐に走る。
 主犯C:主人公と同署の消防士。政治家の秘書である弟が汚職の濡れ衣を着せられ自殺した(殺害された)ため復讐に走る。

次に犯行のターゲットとなる人々を狙われ順に(巻き込まれた一般人を除く)。

 被害者1:主人公の兄。主犯共の犯行を察知し、止めようとして(?)口封じのために消火中の事故に見せかけて殺される。
 被害者2:Bの妻を殺した医者。火災中Aに拳銃で撃たれる。
 被害者3:覚醒剤を密輸していた会社社長。火災中Aに脅されて首をつる。
 被害者4:主犯B。操作かく乱のための自作自演らしい。火災中に気を失っていただけ。
 被害者5:放火犯。口封じらしい。トラック運転中に拳銃で撃たれ駐車場につっこんで大火災に。
 被害者6:医療ミスを隠蔽していた病院院長。火災中Aに拳銃で撃たれる。
 被害者7:被害者2を手助けし、主犯Cの弟を殺した大物政治家。主人公の両親と事故を起こし、それを両親側のせいにしたのもこいつらしい。火災中Aに首を絞められる。
 被害者8:主犯A。被害者7宅で消火に駆けつけた主人公に犯罪の一部を告白後、Bに狙撃される。(展開によってはラストで自殺する)
 被害者9:警察のお偉いさん。「↑のような腐った奴等を逮捕できない警察は腐ってるからとりあえず偉い奴をぶっ殺してしまおう」という理由から狙われるが本人はまともな人らしい。

それではポイントごとに突っ込んでいきます。

・兄貴はなぜ犯行を知ったのか
兄さんなんで放火が起きる前から計画をかぎつけているんですか、と。
まぁ何とでもこじつけられる部分なんだけど。
考えられる理由としては、
 A:主犯Cが同署内の消防士であるので、犯行についての会話を聞いたりした。
 B:もともとの放火犯を独自に追ううちに、主犯が接触している事に気づいた。
ってあたりか。
兄と犯人共とのメールやりとりで、両親の事故隠蔽に兄が気づいていた節があるものの、シナリオ中主犯Aが「兄は仲間じゃない。俺たちを嗅ぎつけてきた」と言っているので、A等が共犯に誘ったということは無さそう。

・主犯らは口をそろえて「兄を殺すつもりはなかった。ちょっと怪我をして暫く病院にでも入っていて欲しかっただけ」と言うわりに仕掛けた罠が強力
2階のボイラー下に爆弾を仕掛けて、下にいる兄の消火作業中に爆破とか。そりゃオマエ死ぬだろ! みたいな。

・犯人共の一般人に対する罪悪感が希薄
希薄というかない。
上記兄の死亡に対してもそうだが、基本的に主犯らは同情の余地のある根は善良な人々として描かれているのに(主犯Cなど他消防士を助けに突っ込むシーンまで用意されている)、復讐の経緯で当然巻き込まれる一般人への追求が一切ないのはシナリオとしておかしい。もちろん独善に狂っているという描写もないワケで。
コレは単純に「そういうキャラクター」というわけではなく、シナリオ書いた人がヘタクソなんだと思う。

・つか主犯共はアホか
なんかね、やたら失言が多いんですよ! 特に主犯Bなんてキャラ説明に「とぼけているようでかなりの切れ者」とか書かれているわりに、狂言火災で救助されて、
 主人公「大丈夫ですか?! 犯人の姿を見ませんでしたか?」
 主犯B「それならさかっ(放火犯の名前:坂口)……ゲホゲホ、ゲフン!」
 主人公「え? 今なんて?」
 主犯B「いや、なんでもない。ムセただけだ」
とか。オマエはマサルさんか!
他にも
 主人公「犯人の姿は見なかったんですか?」
 主犯B「いやぁ、後ろからいきなりだったからなぁ。やつらクロロフォルムなんて用意しやがって」
とか。どう見ても別の意味に切れているとしか思えない。
そして所々で時限爆弾が出てくるんですが、この解除方法のヒントとなる犯行声明(?)が激しく稚拙。こんなの。

 あのばくだんの
 かいじょほうほうはコードを
 きるじゅんばんにある
 あのよであにきがみているぞ
 おまえにできるかな?

(縦読みで赤→黄→青の順にコードを切る)
なんかもうね…。さらに最初の2つは解除されるためにヒントを用意しているということで良いけど、最後の3個は普通ヒントつくらねぇだろ! と。なんで自殺するつもりなのにわざわざ犯行声明(ヒント)が必要になるかな。アホか。

・そもそも火をつける必要はあったのか
犯人2人は刑事なワケで、しかも最初から死ぬつもりだったワケで、なら事件を放火に見せかけたりせずにさっさと必要なだけ殺しちゃえば良いんだよね。一般人も巻き込まずに済むし。つか全員火事じゃなくて拳銃とか首吊りとかで死んでるし(展開によっては一命を取り留める)。そんなの死体が燃えたってどうせバレるじゃん。わざわざ放火犯を味方(?)につける必要がどこにあるのよ。それも途中で殺しちまうし。
一部火をつける効果がないともいえないが(冒頭の兄貴口封じとか)、それにしても火消し+遺留品による犯人探しというゲームシステムゆえのお粗末なこじつけシナリオとしか思えない。

まだ続きます。
(でもゲーム自体は面白いよ。広告の分の金、少しはシナリオに使っても良かったんじゃないかと)

投稿者 jeha : 2004年06月18日 17:51

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