2009年12月24日
極限脱出 9時間9人9の扉
悪くはないけど、特別お勧めするほどでもない。
webでよくあるFlashの脱出ゲーがいくつか入ってて、ストーリーがついてる感じ。
暇でこの手のパズル/アドベンチャーがすきならやってもいいかもね、程度。
てか同発だったAGAIN買ってあげればよかったなー、と思ったw
総プレイ時間は10時間くらいかな? セーブデータに記録されなかったので正確な時間は分からない。
1周目5時間、2~3周目2時間、それ以降は1時間くらい。多分。
マルチエンドとけれん味たっぷりのキャラデザからキャラゲー(キャラ個別ED)であることをちょっと期待したが、そのような要素はなかった。
ストーリーもエンディングも、キャラクター性がちょっとあるだけであとは普通のサウンドノベルな感じ。かまいたちとか弟切草とか。
といっても弟切草にあったようなパラレル的なマルチエンドではなく、5つのバッドエンドとトゥルーエンドは一貫した設定で作られている(多分)。
エンディングは主にくぐる扉の選択によって変わる。
扉を選ぶということは自動的に同行者を選ぶということであり、同行者によって仕入れる知識が変わってくる。
最初に選んだ扉の先で同行者との会話が発生し、その知識の有無で次の扉を選んだ時に分岐が発生する感じ。
ノーヒントでやるなら潜った扉の順番はメモっておくとルート回収が楽。
8→2→5→Aエンド、みたいな感じで(数字は適当です)。
パズル(脱出パート)の難易度は普通。怪しげなところを適当にタッチしまくればアイテムは埋まって行くし、謎解きも特別難しいものはない。判らなくて間違うと同行者がヒントをくれるし、それが何度も続くとほとんど正解を言ってくれるらしい。
俺はそんなに詰まったところはなかったのでそこまで子細なヒントはもらわなかった。
ただ電車で移動中にやろうと思っていたら、メモを必要とするパズルがちょこちょこあって困った。一応電卓はゲームに内蔵されているんだけど、それより断然メモ機能が欲しかった。
たとえばF+D+Cというメモがあって、外にF=35、D=10、C=5みたいなメモがあったり。このくらいなら暗算できるが、複雑なものになってくるとやっぱりメモが欲しい。
このボタンを押すと右上が+5されて、こっちのボタンは左下と右下が+3で……みたいなのとか。
最終的に電車でやることをあきらめて家で進めた。
周回を前提としたゲームなので、一度聞いた会話をスキップできるのは良かった。でも脱出パートの方は、ヒントを入手せずにパスワードを打ち込む等ある程度の短縮はできるけど、そのものをスキップすることはできず、4周くらいするとさすがにダレた。
まぁ脱出パート中に会話選択肢とかあるから仕方ないけど。
あとスキップの判定が(たぶん)エンディング後のセーブでしか更新されないようで、
8→2→5→Aエンド
6→3→1→Bエンド
8→2→4→(Aエンドっぽいからリセット)
6→2→4
というような状態になった時に4のメッセージはスキップできなくてダルかった。
ストーリーおよびシナリオのほうは……うーん、まぁ、悪くはないかな。でも特別良くもない。
キャラクターはそれなりに魅力的に書けていたと思うし(7かわいかった)、文体もクセはあるけど普通。
ただストーリーというか、そもそもの設定かな。微妙っつーか普通だったのは。
一応上下画面にもギミックを仕込んでいたり凝ってはいるんだけど、真相が明らかになっても「ふーん、そうなの」って感じで、一言で言うと魅力がない。感動しない。ただ決めてあるだけの筋書き、という感じだった。人によるかもしれんけど。
やりたいギミック(トゥルーエンド回り)と、ゲームシステムを考慮した背景・舞台設定と、そこに至るまでのお話がうまくかみ合っていないというか。主にトゥルーエンドを含む背景設定が重荷になっているように感じた。
あとあれかなー、尺が足りないのかな。
もっといろんなエピソードとエンディングをいれて、キャラクター性を出して行った方がおもしろいゲームになった気がする。てかあれだけ個性的なキャラにするなら、やっぱ個別EDが欲しかった。主人公とくっつく的な意味でなく、各キャラに焦点を当てた展開とエンディング。例えばずる賢いキャラなら全員裏切って一人で脱出するとか、いい人なら自分が犠牲になってみんなを脱出させるとか、そういうの。
でも「トゥルーエンドがあるためにできない展開」が多すぎるので、やっぱ設定が足引っ張ってるなぁ、と。
正直凝った設定とかどんでんがえしを用意するよりも、オーソドックスな犯罪ものにした方がよかった気がした。
いくら斬新なアイデアでも、意外なトリックでも、ゲームとして面白くできなきゃ意味ないわけで。
たとえばアニメなんかで、何げないシーンに意外な意味が込められていたりするけど、それってあくまでおまけ要素で。「この花はヒロインをあらわしていて、それが散ることでヒロインの死を暗示している」とかそういうの、必要なシーンの合間にいれるのはいいけど、それをメインに話を組むと、オナニー臭が漂ってくる。「で?」ってなる。
タッチ画面のギミックがそんな感じ。ストーリーをくみ上げた結果としてのオマケ要素ならよかったが、あれをメインに組むべきではないし、なんか中途半端だったし。
オチも犯人関係綺麗に終わってないしいろいろと無理あったし。
トゥルーエンドルートではなんか、「ローブの人が意外に面白い」「皆で沸きあいあいだなぁ」くらいの感想しかなかった。
というわけで、週明けには売ってしまったのでした。
ちょっと感心したのが、キャラクターの立ち絵。ドット絵で、所々アニメーションするんですね。まばたきは基本として、頭ボリボリかいたり。
そこはちょっと頑張ってる(気がきいてる)なと思ったです。
投稿者 jeha : 2009年12月24日 16:07
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